日本紙パルプ商事<8032>、ポルトガルの紙商大手Inapa–Investimentosのドイツ子会社から事業を取得
日本紙パルプ商事は、ドイツに拠点を持つInapa Deutschland GmbH(ハンブルク市)など3社の事業を取得することを決定しました。この取得により、同社は英国やフランスなどの既存拠点との連携を強化し、欧州での卸売基盤をさらに拡充することを目指しています。取得対象となる3社は、欧州で第3位の規模を誇るポルトガルの紙商グループであるInapa–Investimentos, Participações e Gestão, S.A.のドイツ子会社であり、現在は民事再生手続き中です。対象事業の直近の売上高は891億円に達していますが、取得価額は非公表となっています。事業取得の完了予定日は2024年11月30日です。
事業取得に際し、日本紙パルプ商事は、ドイツに2社の新会社を設立します。1社はInapa Deutschlandのグラフィック用紙事業を引き継ぎ、もう1社はInapa Packaging GmbH(ハンブルク市)の包装資材事業およびInapa Complott GmbH(メットマン市)のサイン・ディスプレー関連商品の販売事業を引き継ぐ予定です。