オンワードホールディングス<8016>、カジュアル衣料品「WEGO」のウィゴーを子会社化
オンワードホールディングスは、カジュアル衣料品ブランド「WEGO」を展開するウィゴー(東京都港区)の株式79.73%を追加取得し、完全子会社化することを決定しました。同社は、2023年5月にウィゴーとの資本業務提携を通じて、20.27%の株式を取得し、ウィゴーの事業再生を支援してきました。ウィゴーの2025年2月期の業績は、5期ぶりに営業黒字へ転換する見込みです。株式取得価額は5億円で、取得予定日は2024年9月27日です。
ウィゴーは1994年に古着販売を開始し、現在では10代から20代のZ世代を主な顧客層としています。「WEGO」をはじめ、「PUNYUS」「EXIEEE」「W♡C」などのブランドで、ショッピングセンターやファッションビルを中心に全国で約170店舗を展開しています。2018年以降、国内投資ファンドJ-STAR(東京都千代田区)の主導で経営再建を進めてきました。
オンワードは30代以上を主要顧客層とし、百貨店を主な販売チャネルとしていますが、ウィゴーの傘下化により、新たな顧客層や販路の開拓を目指しています。