佐川急便のSGホールディング、C&Fロジホールディングスへの対抗TOBが成立
SGホールディングス(佐川急便の親会社)は13日、中堅物流企業C&Fロジホールディングスに対して実施した対抗TOB(株式公開買い付け)が成立したと発表しました。応募総数は1828万7006株で、所有割合にして84.83%となり、成立条件である66.67%を大幅に上回りました。買付代金は約1050億円です。
C&Fロジに対しては、先にAZ-COM丸和ホールディングス(丸和運輸機関を中核とするグループ)によるTOBが行われていましたが、SGホールディングスはこれに対抗し、AZ-COM丸和の提示価格を9割以上上回る5740円の買付価格を提示しました。この結果、両者間での争奪戦となりました。
SGホールディングスによる買い付けは6月3日に開始され、7月12日に終了しました。TOBに応募しなかった残りの15%余りの株式については、今後所定の手続きを経て買い取る予定です。これにより、C&Fロジは完全子会社化され、最終的な買収総額は1237億円となる見込みです。