東宝<9602>、アニメスタジオのサイエンスSARUを子会社化

東宝は、アニメーションスタジオのサイエンスSARU(東京都武蔵野市)を子会社化することを決めました。サイエンスSARUの年間売上は14億円、営業利益は4億2800万円、純資産は4億1000万円です。東宝は、アニメ事業の成長を加速させるためにこの決定をしました。サイエンスSARUは、2017年の「夜明け告げるルーのうた」や2022年の「犬王」などの作品で知られています。取得金額は非公表で、取得予定日は2024年6月19日です。

サイエンスSARUは2013年に設立されました。「夜明け告げるルーのうた」では文化庁メディア芸術祭アニメ部門大賞やフランスのアヌシー国際アニメ映画祭で長編部門クリスタル賞(グランプリ)を受賞し、「犬王」でも米国ゴールデングローブ賞の最優秀長編アニメ映画賞にノミネートされるなど、国内外で高い評価を得ています。