倉元製作所<5216>、業務用清掃ロボット開発・販売のアイウイズロボティクスを子会社化

倉元製作所は、業務用掃除ロボットの開発・販売を手掛けるアイウイズロボティクス(東京都品川区。売上高3億2600万円、営業利益2150万円、純資産2150万円)を株式交換により子会社化することを決定しました。この子会社化は、倉元製作所の本社・若柳工場(宮城県栗原市)および花泉工場(岩手県一関市)にある遊休生産スペースの有効活用と、成長が期待される業務用掃除ロボット事業への参入を通じた事業の多角化を目的としています。なお、株式交換比率は現時点で未定であり、取得予定日は2024年11月1日となっています。

アイウイズロボティクスは、中国・深圳市の艾唯尔科技有限公司(広東省)が開発した業務用掃除ロボットの販売・マーケティングを目的に、2023年2月に設立されました。これまでにコンビニエンスストア、ドラッグストア、オフィスに計311台、清掃会社に32台、遊技場およびビルメンテナンス会社に53台の納入実績があります。

倉元製作所は、液晶ガラス基板やカラーフィルター基板、成膜ガラス基板の加工を主力事業としていますが、市場の縮小により工場内に遊休スペースが生じており、その活用が課題となっていました。